栄養士ちゃん１．５
それは突然起こった。
夜の8時30分。
俺はいつもどおり何もすることがなかったのでダラダラとウシジマくんを読んでこうはなりたくねぇなぁ〜とか言ってまったりしていた。
スマホの画面が突然切り替わる。
〇〇（女の名前）着信中
ふむ。
なるほど。
こいつさては俺のことが好きだな？
逸る気持ちを抑え極めて冷静に応答ボタンを押す。
「私だ。」
気持ちはまるで鳳凰院凶真であった。
仕事がさっき終わって帰宅中だったのでかけてきたらしい。
どうでもいいけど会社帰りに電話かけてくるやつ多すぎだろ。
そろそろ金取ろうかな。
適当な雑談と待ち合わせの詳細を話した。
実は先週の金曜日くらいに2日くらい返信置かれたことがあったのでめちゃくちゃ遠回しに探ったら、最近まじで忙しくてメンタル擦り切れてたらしい。
大変だな社会人も。
仕方ないので許した（私はニートなため）。
昼飯食って遊ぼうということになったので12時に集合予定。
ちなみに店は向こうがおすすめの候補を何個か出してくれたのでそっから適当に選びました。
彼氏かよ。
女がいう店選びできる人は頼れるって最近良くわかってきた気がする。
ということでまた明日続きを書きます。
アディオス！
栄養士ちゃん１
合宿免許が終わったら会おうねって約束をしていたのでその週の土曜日にデートした。
まぁ軽く話して帰ろうかなって感じだったので１４時くらいに落ち合うことに。
事前に軽くカフェとか調べていざ目的地。
電車で１時間かからない位の駅だったけど遅刻は１発アウトということを事前に学んでいたので約束１時間前の１３時に到着。
できる男なので事前にその駅を探索。
カフェに目星をつけておく。
それでも結構時間あるし向こうは家で軽く食べてくるって言ってたので松屋で昼食。
おろしポン酢牛めしを注文。
松屋もそうだけど牛丼チェーン値段安すぎない？
味噌汁までついてくるしすごい。
松屋で飯食ってたらその子からLINEがきた。
ふむ。
まぁ仕事なら仕方ない。
俺は無職だからな。
何も言えん。
先にカフェ入って待ってることにした。
水だけで１時間いるのもきついと思い渋々キャラメルシャーベット（６１０円）を注文。
飲みやすくて美味しかった。
ダラダラと時間を過ごして約束の１５時。
になったはずなのに何の連絡もない。
ぶっちするような子ではなさそうだったけど世の中そんな甘くないか・・・。
と思っていたら１５分後にLINE。
どうやら電車の時間を間違えたらしい。
とりあえず何もなかったようなので安心。
店名は事前に教えていたので無事合流。
はじめましてだ。
白い服を着てた。
顔は別に期待してなかったため落差もなかった。
口元は日向坂の富田みたいな感じだった。
席に座って注文して適当に雑談。
合宿のこととか趣味とか仕事のこととか本当にそんなたわいのない雑談。
２時間くらい経ったあとでそろそろ出よっかってなり退店。
事前に教わっていた、トイレに行くふりをして会計を済ませるという御業を披露した。
こういうことをやるのは初めてだったので相手の顔見れんかった。
多分慣れてないのバレてると思う。
こういうのは気持ち・・・だよな・・・？
退店後駅まで適当に話しながら歩いた。
そしたら女の子が
「今回おごってもらったし次会うときに何かおごるね！」
勝利確定である。
ありがとうマスター・・・。
俺の心が擬人化してたらインド映画に出てもおかしくないくらいには踊ってたと思う。
そんな気持ちを隠しつつ俺は大人なので落ち着いてありがとうまた行こうねと言う。
多分言えてた。
駅についたので駅のホームでさよならした。
２回目のデートが約束できたのでとりあえずは良かったかな。
以下反省点
- お互いスムーズに会話しすぎていた。このまま行くとおそらくいつも通りの友達コースなので相手をもっと女の子として扱うようにする。
- ガツガツはしすぎないように適度な距離感で接する。
- ちゃんと褒める。
- 駅のホームの分かれ目ではなくホームに行って女の子が乗る電車まできちんと見送る。
- 相手の視線がどこにあるかをもう少し意識して会話をしてみる。
- 入れ込みすぎない。経験値貯めるくらいの気持ちで。
